厚木空母艦載機岩国移転完了

厚木空母艦載機、岩国移転完了(安保中央機関紙への記事藤本博司)
 昨年夏から段階的に始まった厚木空母艦載機は、移駐完了予定の5月ごろというのを大幅に早め、4月1日「移転を完了した」と米軍が発表しました。
 基地監視団体や写真活動家などの確認でFA18スーパーホーネット部隊が4部隊48機、グラウラー電子戦機部隊が一部隊8機、E2-D早期警戒機が一部隊5機、C2-A輸送機部隊が一部隊2機、合計63機全機が移駐完了したことを確認しています。

移転完了で東アジア最大の侵略基地・殴り込み部隊基地に

 移転完了によって岩国基地には従来からの海兵隊部隊FA-18ホーネット戦闘攻撃機部隊を中心にF35Bなどを含め約60機に加え、新たにFA-18スーパーホーネット戦闘攻撃機、EA-18Gグラウラー電子戦機など63機、計120機を超える機数を有する東アジアで最大の基地となりました。しかも岩国基地は従来の基地の性格は殴り込み部隊「海兵隊」の基地ですが、移転してきた空母艦載機部隊は「海軍」の部隊です。一つの基地が米軍の世界戦略によって海兵隊と海軍が一体化して「作戦を遂行する」基地となります。
 また岩国基地には「基地沖合移設事業」(滑走路を一キロ沖合に出して、基地を1.4倍に広げ全施設をリニューアル)によって、新たに水深13メートル、長さ約300メートルの巨大埠頭が完成しています。
 また、F35Bステレス戦闘機が16機世界に先駆けて岩国基地に配備され、そのうち今6機が佐世保を母港とするワプス強襲揚陸艦に搭載されて本格運用が開始されました。このように厚木空母艦載機の岩国移転完了によって岩国基地は、朝鮮半島に最も近い殴り込み基地となりその侵略的機能を強化させています。
 さらに報道によれば2021年以降に最新鋭ステレス戦闘機F35Cをスーパーホーネットの一部を変えて配備することも計画されています。まさに際限のない米軍岩国基地の強化拡大が図られようとしています。

米軍住宅建設反対の市民世論を覆した「スポーツ施設」建設
 艦載機移転に伴って米兵、軍属、家族が3800人増大すると言われています。
当初、愛宕山地区にこれをすべて受け入れる家族住宅が計画されていましたが、保守系市議も含めて反対世論が盛り上がり、政府は住宅部分を262戸の将校向けに短縮し、大規模なスポーツ施設(プロの二軍戦ができる野球場、400メートルトラックを含む陸上競技場、ソフトボール場、コミュニテイーセンターを建設することで反対世論を封じ込めました。

増大した爆音は昨年一月同時期の2.6倍
 移転が本格化した昨年11月ごろからジェット機の離発着時、エンジンテスト、駐機中のエンジン音などが飛躍的に増大し、市民の合言葉が「やかましくなったね」です。岩国基地の滑走路は南北に走っています。騒音測定器は国が周辺含め21ヶ所、山口県5ヶ所、岩国市4ヶ所計30ケ所設置されていますが、1月集計で(70デシベル以上が5秒間続く)回数が滑走路北端、旭町で963回、南端の尾津町883回となり、大幅に前年同月をうわまわっています。市民団体が調査した騒音想定は1月比で、前年比2.6倍になると報道がありました。
 岩国市に寄せられる苦情も、空母出港が近まっている影響があるのではないかと思われますが、4月16日は58件、17日は一日当たり今年最多の79件にのぼりました。岩国市はたまらず米軍に対して「騒音軽減に配慮してほしい」と口頭で申し入れを行いました。
 
 爆音被害と共に事件事故への不安が大幅に高まっています。
 4月11日21才の米兵がピッキング用具を所持していて逮捕されましたが、米軍関係者が旧岩国市の十人にひとりに当たる一万人に増大することや、沖縄や全国で繰り返される墜落事故やトラブルがいつ市民お身近なところで、また、市街地に墜落事故が起きても不思議でない状況に対して市民の不安が高まっています。

 基地依存財政顕著
 岩国市の本年度の予算は802億円で前年比8.5%増で過去最高となり、そのうち基地関連の補助金、交付金収入が過去最高を大幅に更新し、138億6千万円となり予算に占める割合がなんと17.3%となり、子ども医療費補助や給食費無料化などの施策もありますが、無駄な箱もの予算が大幅に拡大しているのが実態です。

 愛宕山への米軍住宅建設反対・上関への原発建設反対の岩国市民連合が、昨年の参院選挙で纐纈厚候補を支えて頑張った勢力がさらに継続は力なりと、基地の拡大強化に反対する取り組みを強めているところです。


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