共産党岩国・藤本博司

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zoom RSS 岩国基地の現状について報告

<<   作成日時 : 2017/02/07 11:50  

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年明け早々、厚木基地から空母艦載機部隊の岩国移駐が大きく報道されている米軍岩国基地。岩国はどうなっているのか、今後の闘いの展望はどうかー住民投票を力にする会の藤本博司さん(元日本共産党岩国市議)のレポートです。(七日みんなの県政をつくる会での報告もとにしてまとめたもの)。
 米軍岩国基地には5年前、2012年7月にオスプレイが陸揚げされました。そこから沖縄へ配備されました。そして岩国基地を中継基地として全国へ展開しています。
2014年にはKC130空中給油機が10機配備されました。
 子どもだましでF35Bを容認へ
 昨年8月に、F35Bステルス戦闘機を今年1月に岩国基地に配備すると通告してきました。1月にFA−18ホーネットの一部隊12機に変えてF35Bを10機配備する。8月にEA6Bハリアー垂直離発着戦闘攻撃機8機に変えてF35Bを6機配備するという内容です。
これにより約460人の軍人、軍属、家族が岩国に移ってきてFA−18ホーネットやEA6Bハリアーの部隊300人が国外へ移転します。この結果、軍人、軍属、家族は差し引き130人増加するとのことです。岩国市長も県知事もこのF35Bについては、「機種変更」だと位置づけいったん受け入れを容認しましたがその直後に米本国で重大事故を起こしていたことが明らかになり、急きょ容認を保留しました。そして、昨年末には「事故の原因が明らかになり、対策ができた」とする米側の説明を真に受け、留保を解除しました。政府の説明によると、事故は「兵器庫のケーブルを束ねている部品が何らかの原因で破損し、風圧等でケーブルの被膜が剥げ発火した」というものでした。子どもだましのような説明でとても納得できるようなものではありません。
F35Bは騒音もホーネットよりも大きいと言われていますし、何よりも開発途上の機種であり。まだ数十機程度しか存在しないものです。こんな戦闘機を単に「機種変更」だとして配備を容認することは断じて認める訳にはいかないと思います。
地元無視で移転、訓練
 念頭早々、新聞、テレビが空母艦載機の移転問題を大きく伝えています。今年7月ごろ以降、いよいよ厚木基地から空母艦載機のスーパーホーネットを中心に59機以上が米軍岩国基地にいて開始されるというのです。現在、岩国市も、山口県も、「普天間基地の問題が解決しない前に、岩国への艦載機のみを切り離して先行移駐することは認められない」という態度をとっています。しかし米軍は、愛宕山に建設されている米軍住宅が5月から7月にかけて完成することを見越して、順次部隊を早期移転させる方針だと思われます。
 これに加えてE−2Dという早期警戒機(現在厚木にいるのはE−2Cで、この改良型)が2~3月に岩国に配備され訓練すると報道されています。
 米軍岩国基地は世界で唯一アメリカ本土以外に展開されている海兵隊の「殴り込み部隊」です。沖縄に展開しその航空部隊が岩国に駐留しています。

十人に一人が米軍関係者
 この海兵隊はアメリカの世界戦略の根本を担っています。かって朝鮮戦争ベトナム戦争、アフガニスタン、イラク戦争へ派遣・出動し、極めて危険な役割を果たした先兵です。この海兵隊の航空部隊がFA-18ホーネット戦闘攻撃部隊=三部隊36機、EA6Bプラウラー電子戦機6機AV8B垂直離着陸攻撃機8機KC−130空中給油機15機その他ヘリコプター部隊など合計で約75機が岩国基地に居ります。これに加えて厚木から空母艦載機が59機がやってくれば130機を超します。自衛隊の37機を加えれば実に170機を超える機数となり、軍人、軍属、家族全体で1万人。つまり旧岩国市の人口10万人の10人に一人が米軍関係者となります。沖縄の嘉手納基地を超えるまさに極東一の巨大基地が新たに誕生することになります。
 いま岩国基地では、基地沖合移設関連工事や厚木からの空母艦載機を受け入れる工事が急ピッチで進められています。ここ数年で岩国基地に投入されている「思いやり予算」は毎年数百億円から一千億円にのぼり短期間に数千億円をこえます。
 まっさらな巨大な基地が、面積で約1.4倍に拡大され、滑走路の長さは数百メートル長くなり、幅は45メートルから60メートルヘ広がりました。水深13メートル、長さ280メートルの巨大埠頭が新たに建設され、まさに米軍にとって使い勝手の良い新基地が誕生しようとしています。
 日本政府は基地のリロケーションだから拡大強化ではないと主張していますが、そうではなく、辺野古新基地を先取りする新基地そのものです。
 そもそも基地を1.4倍に拡大し、厚木空母艦載機を呼び込むことになったのは、基地の沖合移設事業です。騒音や日本製紙、帝人、三井化学、興亜石油、ユニオン石油などの石油精製工場等へのジェット機の墜落の危険を回避するために、滑走路をIキロ沖合に出すというものでした。
 基地の沖合を埋め立てる膨大な土砂を愛宕山を削って2,095万立方メートル運び出すというものです。
 この愛宕山を削った跡地に、山口県住宅供給公社が人口5600人が暮らすことのできる巨大住宅団地を計画しました。
1,955万立方メートルの土砂を採取し、沖合移設に必要な土砂を運びだしたとたんに、山□県は住宅需要が減った、宅地を造成しても売れる見込みがない、多額の赤字が出ると岩国市を脅して、一坪も売り出すことなく愛宕山開発計画を途中で打ち切り、空母艦載機の受け入れのための米軍家族住宅建設の道筋をつくったのです。
 山口県の果たした役割は、基地沖を埋め立て、基地を拡大する道を開き、岩国市民をだましたことでした。
 基地沖を埋め立てて基地を拡張したことが厚木空母艦載機を呼び込んだことは明らかです。埋め立ては、当初の騒音の軽減、墜落の危険の回避という目的から外れ、目的が違っていったのです。
埋め立て許可を取り消せという裁判を私も原告の一人となって提訴しましたが、もう埋めたててしまっているから今更元へは戻せないとの判決でした。
 愛宕山開発跡地に米軍住宅を建てるだけでは市民の納得が得られないとみるや国は、岩国市民も使用できる運動施設、野球場、陸上競技場、ソフトボール場2面、バレーボール、バスケットボール場、テニスコートを作ってやるから、住宅建設を認めてくれということで進んでいるわけです。
 艦載機部隊が岩国移駐するためには、262戸の将校住宅だけでは足りません。3千数百人分は基地内へ建設がほぼ終わっています。
 もう一つ山口県が岩国市民をだましたのは、環境アセス逃れに手を貸したことです。
 愛宕山開発の土地の4分の3を防衛省へ売り渡し、4分の1は岩国医療センター、消防所、多目的広場、特別養護老人ホーム灘海園(県営)として活用します。開発面積百二ヘクタールの四分の三を防衛省に売り渡し、そこに米軍住宅や運動施設を作る。その際、再開発を行う上で山口県条例によって環境影響調査をしなければいけないとなっています。102ヘクタールの4分の3は76・5ヘクタールですから、当然行わなければなりません。
 ところが防衛省は、米軍住宅、運動施設は45ヘクタールだから、環境影響調査はやらないでいいとしてきました。私たちは、それはおかしいと県や中国四国防衛局にもかけあいましたが、土地の造成部分と法面部分は別だと主張する中四防の言い分に沿って山口県は環境影響調査をやろうとしません。もし環境影響調査をやれば約2年ぐらい艦載機の移転に遅れが出るため、意図的に造成部分と法面部分は別のものだという防衛省の主張を擁護する姿勢をとっています。
 今この米軍住宅に隣接している法面部分を米軍と国は、周辺35か所の緑地を剥いでコンクリートで塗り固める工事中で、ものすごい環境破壊が行われているのが実態です。
 岩国基地をめぐり自民党県政は、国と一体となって岩国市民、山口県民を大きな危険のるつぼに投げ入れる役割を果たしています。「みんなの県政つくる会」が大きくなり、民主的な県政が確立できるならば、国が進めるアメリカと一緒になった「戦争する国づくり」日米共同作戦体制に大きなくさびを打ち込むものとなることは違いありません。山口県は昨年の参院選も闘いました。この闘いをぜひ山口県政の革新に発展させていくよう力を尽くしていかなければならないと思います。
 岩国では昨年1月には、愛宕山に米軍住宅を許さない五団体が福田市長に対抗して市長選挙を闘いました。昨年11月20日には「F35B配備反対」で4団体が中心になって市民集会を持ちました。この運動を今年はさらに発展させるため頑張っていきたいと思います。
  (2017年1月7日みんなの会で報告) 

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